おすすめ記事 トピック

明石公園の樹木伐採に対する問題提起と野鳥調査

テーマ : 明石公園の樹木伐採に対する問題提起と野鳥調査

 

※ 追補記載 : 2022年4月4日の新聞発表によりますと、斉藤元彦兵庫県知事は兵庫県立明石公園の城周辺の樹木伐採を中断することを報道陣に明らかにしました。5月に地域住民や有識者と協議する場を設けて合意形成を優先する・・・としております。

 

【 オリジナルの記載 】
マスコミ報道で既に皆様ご承知の事と思います。兵庫県立明石公園では、「公園の景観と石垣保護」という理由から、ドラスティックな樹木の伐採が進められております。2018年から、4年間で、計1688本もの樹木が伐採されたそうです。皆さんも「殺伐とした風景と化している」ように感じませんか ? 環境体験学習で、小学生が「マイ・ツリー」として愛着を持って観察していた樹木までもが伐採されたそうです。

樹木とは・・・大自然の中で多くの生物の「拠り所」であり、人にとっては目にも心にも優しく、「癒しの存在」でもあります。そして、野鳥たちにとっては命をつなぐ「生活の場」であり、渡り鳥にとっては疲れた羽を休める「止まり木」・・・文字通り、野鳥にとっての「オアシス」なのです。また、野鳥の視点からこの伐採を考えると、野鳥を支える「生態系そのものが破壊」されているといえます。

そんな大切な樹木が兵庫県の方針で粛々と伐採されていく様に異を唱える声が市民から次々に上がっていますが、今年度はこれ以上、伐採しないようですが、来年度以降の伐採計画は継続すると発表されています。

「日本野鳥の会ひょうご」としてもこうした状況を看過するわけにはいかないとの判断から、会として「これ以上の樹木伐採に反対する立場」で、兵庫県に要望書を提出するべく準備をしております。同時に署名活動もしていきたいと考えています。それには取りも直さず、日本野鳥の会だからこそできることとして、早々に野鳥に関する現地調査(野鳥の会ひょうご・研究グループを核とする)を実施し、過去と比較したデータを兵庫県に提示し、要望していく事も有効と考え、その為の調査員を募集いたします(調査は日本野鳥の会ひょうご・研究グループによる正式な記録となりますので、応募は「ひょうごの支部会員」の方に限らせて頂きます)。

調査は4月からを予定し、実施スケジュールは改めてこの場でお知らせいたします。ご協力の意思表示は下記要領(メール)にてお知らせ下さい。ひょうご支部有志の皆様の応援をお待ち申し上げます。どうそよろしくお願いいたします。

【 関連動画 】
https://www.youtube.com/watch?v=bHXDyjISWWc

【 調査への参加希望者 】
申し込み先 : 奥野俊博 E-メールアドレス:okuno_tsh@snow.plala.or.jp
記載項目  : 氏名、E-メールアドレス、常時連絡がとれる電話番号
申し込み締め切り: 5月31日

 

以上

日本野鳥の会ひょうご・研究グループ

 

※ 兵庫県知事への「要望書」内容に関しましては ≪ 会員のページ ≫ に掲載させて頂いております。
(会員のページへのアクセスはホームページ・トップ右上の  をタップし、”会員ログイン” からお進み下さい。尚、アカウント・パスワードに関しましては機関誌「コウノトリ」をご参照下さい。)